車庫証明の申請をする際、申請と受領で2回警察署に行く必要があります。
その際、手数料として収入証紙を買わなければいけなかったのですが、神奈川県はキャッシュレス化に伴い収入証紙が廃止になります。
神奈川県の収入証紙廃止とキャッシュレス化のスケジュール
収入証紙の購入は令和7年9月末で終了。購入した収入証紙の利用期限は令和8年3月末までとなります。
以降は、神奈川県の申請手続きに係る手数料は全てキャッシュレス決済に一本化されます。
対応キャッシュレス決済の詳細は以下。
窓口申請の場合
支払い方法 | サービス |
クレジットカード | VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、DinersClub、DISCOVER |
QRコード決済 | PayPay、auPAY、d払い、メルペイ |
電子マネー | 交通系IC(Suica、PASMO、TOICA、manaca、ICOCA、nimoca、SUGOCA、はやかけん、Kitaca)、楽天Edy |
電子申請の場合
支払い方法 | サービス |
クレジットカード | VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、DinersClub |
QRコード決済 | PayPay、LINEPay、メルペイ |
キャリア決済 | d払い、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い |
電子マネー | モバイルSuica、楽天Edy、ApplePay |
Pay-easy決済 |
神奈川県は現金での支払いは不可に
キャッシュレス化の流れに伴い、神奈川県は収入証紙が廃止になるのは書いたとおりですが、廃止に際して現金での手数料支払いは不可能になります。
支払い方法は原則キャッシュレス決済のみに限定されます。
車庫証明に関しては、警察署の生活安全課に設置されているキャッシュレス決済端末(ポスレジ)にて手数料を納付することになります。
ちなみに警察署内で電子マネー等のチャージはできないので、必ず必要手数料分をチャージした状態で来署してください。
どうしても手数料を現金で支払いたい人は
クレジットカードもQRコード決済も電子マネーも何も持ってない人はどうすればいいのでしょうか。
その場合は申請窓口でキャッシュレス決済が難しい旨を伝えると、手数料の納付書をもらえます。
納付書は近くのコンビニや金融機関などに提出することで現金決済が可能となります。
なので、キャッシュレス決済手段がなくても大丈夫です。
おわりに
行政手続きは日本特有の煩雑さが付き纏いますが、徐々にDX化が進み、国民にとって利便性が増していってると感じます。
神奈川県の収入証紙の廃止と全キャッシュレス化もDX化の流れに沿ったものであり、行政手続きを代行する行政書士としてはありがたい限りです。
今後も車庫証明の手続きに関して情報が入りましたら随時更新していきます。
【参考にした資料】
・申請手続きのキャッシュレス決済について ・警察手数料のキャッシュレス化について